MENU

アフターピル(緊急避妊薬)をオンラインで処方している即日可能なおすすめクリニック10選!

【即日発送も!】アフターピル(緊急避妊薬)をオンラインで処方しているおすすめクリニック10選!

「避妊に失敗してしまった…」
「今すぐアフターピルが欲しいけど、病院まで行く時間がない…」

このような緊急な事態に直面したとき、アフターピル(緊急避妊薬)は頼りになる存在です。通常、アフターピルを手に入れるためには産婦人科に足を運ぶ必要があるとされていますが、近年では便利なオンラインクリニックを利用することで、アフターピルが必要な際にすぐに手に入れられるようになりました。

その一方で、オンラインクリニックの対応が遅く、処置が間に合わないケースや、総額が相場よりも高い金額になってしまうクリニックも出てきています。

そこで、本記事ではオンラインでアフターピルを購入できるおすすめのクリニックを紹介するとともに、アフターピルについて、以下の内容を解説します。

    また、アフターピル以外のピルの種類や、アフターピルに関するよくある質問とそれに対する回答もご紹介します。アフターピルを購入予定の方や服用方法を詳しく知りたいという方は、ぜひお読みください。

    ※掲載されているクリニックは広告・PRが含まれます。 ※コンテンツ内で医療サービスに申し込むと、売上の一部が編集部に還元されることがあります。※記事内の表示価格は全て税込価格 ※記事内で記載しているダウンタイム・効果に関しては個人差があります。

    目次

    安全にアフターピルを服用するためのオンラインクリニックの選び方

    安全にアフターピルを服用するためには、以下のポイントに沿ってオンラインクリニックを選びましょう。

    • 緊急な場合は配送までのスピードが早いクリニックを
    • ピルの種類が豊富なクリニックを選ぶのも◎
    • 土日や夜間でも診療可能なクリニックがおすすめ
    • 実績や口コミもチェックしておこう

    では、それぞれについて詳しく解説していきます。

    緊急な場合は配送までのスピードが早いクリニックを

    アフターピルは、性行為後できるだけ早く服用することで高い効果が期待できる薬です。時間が経つにつれて効果が低下するため、できるだけ早い段階で服用する必要があります。

    緊急な場合には、できるだけ迅速にアフターピルを発送してくれるクリニックを選びましょう。一部のオンラインクリニックでは、最短で当日受け取ることができるサービスを提供していることもあります。

    受診から配送までの時間は、クリニックや地域によって異なるため、利用前にそれらの情報を確認しておきましょう。

    ピルの種類が豊富なクリニックを選ぶのも◎

    アフターピルにはさまざまな種類があります。種類によって成分や有効時間が異なるため、個人の体質や状況に合わせて選択することが重要です。自身の体質や状況に適したアフターピルを処方してもらうためには、ピルの種類が豊富なクリニックを選ぶことが重要です。

    また、ピルは保険適用外のため、値段にも幅があります。ピルの種類が豊富なクリニックであれば、価格帯も幅広く選択肢があるため、自身の予算に合わせた選択が可能になるでしょう。

    ピルの種類が豊富なクリニックを選ぶことで、自身の状況や予算に最適なピルを選ぶことができます。医師との相談や処方の柔軟性が高まり、より適切な避妊方法を見つけることができるでしょう。

    土日や夜間でも診療可能なクリニックがおすすめ

    一般的な医療施設やクリニックは平日の日中に診療を行うことが多いため、仕事や学校の都合からなかなか受診することが難しい場合があります。一方で、一部のオンラインクリニックでは、土日や夜間でも診療できることがあります。

    特にアフターピルは服用のタイミングが重要であり、早めに処方・服用することが求められます。避妊に失敗した場合や緊急な避妊が必要な場合、土日や夜間でも受診できるクリニックを選びましょう。時間の制約があっても安心して受診することができるため、ストレスなくアフターピルを購入できます。

    また、土日や夜間に診療可能なクリニックは、非常事態や緊急を要する場合にも頼りになる存在です。万が一アフターピルの服用によって副作用が生じても、すぐに相談できるでしょう。

    実績や口コミもチェックしておこう

    オンラインクリニックを選ぶ際には、そのクリニックの実績や利用者の口コミをチェックすることも重要です。

    実績や口コミをチェックすることで、アフターピルを処方してくれるオンラインクリニックの信頼性や薬の効果を判断することができます。クリニックの公式ホームページや地図アプリ、口コミサイトなどに掲載されている他の利用者の経験や評価を参考にしながら、クリニックを比較検討してみてください。

    ただし、口コミの内容はあくまでも他人の評価です。100%信頼することは避け、最終的には自身の判断で信頼できるクリニックを選びましょう。

    アフターピルが購入できるオンラインクリニックおすすめ10選

    ここからはアフターピルがオンラインで購入できるおすすめクリニック10院を紹介します。

    今回紹介するクリニックは以下の項目を基準に厳選しました。

    掲載クリニックの選定基準について

    在籍医師の経験や資格 オンライン診療でピルを処方してもらえる
    来院せずにアフターピル(緊急避妊薬)を処方してもらえるかどうかチェック
    産婦人科医による診察を受けられるかどうか確認
    相場より料金が高すぎないか アフターピル(緊急避妊薬)の値段が安いかどうか
    アフターピル(緊急避妊薬)の値段が相場に合っているかチェック
    診察料・検査料・配送料が安いクリニックを厳選
    種類や割引が充実しているか アフターピル(緊急避妊薬)の種類が充実しているかどうか
    複数種類のアフターピル(緊急避妊薬)を取り扱っているかどうかチェック

    独自の評価基準(上記で説明あり)とアンケート調査をもとにクリニックを厳選して掲載しています。
    掲載順は順不同であり、各クリニックの優劣をつけるものではありません。
    万が一、掲載しているクリニックでトラブルに遭われた場合は、弊社までご連絡ください。すぐに事実確認をとり情報の修正、もしくはクリニック選出基準の見直しをさせていただきます。

    まずは各クリニックの特徴をまとめましたので、気になるクリニックを探してみてください。

    スクロールできます
    扱っているアフターピルの種類・費用
    エラ:9,680円

    ノルレボ:8,778円

    ノルレボ:9,680円

    ノルレボ:17,600円

    種類:ノルレボ・レボノルゲストレル

    費用:9,480円〜

    エラ:8,998円

    ノルレボ:11,979円

    レボノルゲストレル:8,998円

    ノルレボ:11,000円

    レボノルゲストレル:9,900円

    レボノルゲストレル:9,900円

    エラ:13,200円

    プラノバール:4,378円

    レボノルゲストレル:10,978円

    ノルレボ:12,078円

    エラ:10,978円

    マドンナ(72時間ピル):9,350円

    エラ:15,950円

    マドンナ:8,800円

    エラ:13,750円

    72時間用:9,339円

    120時間用:16,390円

    ノルレボ:15,000円

    レボノルゲストレル:12,000円

    診療料 1,650円 1,500円 無料 1,650円 2,200円 1,650円 825円 無料 1,650円 無料
    配送料 550円 薬代に含まれる 550円 無料 370円 550円 825円 1,000円 550円 無料
    最短発着日 翌日 翌日 当日 当日 当日 当日 当日 当日 当日 翌日
    診療時間 8:00〜22:45 24時間 平日:8:00〜22:00

    土日祝:8:00〜21:00

    24時間 24時間 24時間 24時間 24時間 24時間 店舗によって異なる
    診療方法 オンライン・電話 チャット・ビデオ ビデオ テレビ電話(音声のみも可) オンライン 電話 LINE オンライン・電話 電話・ビデオ ビデオ通話
    支払い方法 クレジットカード・GMO後払い・代金引換 クレジットカード・NP後払い・代引き・銀行振込 クレジットカード・DMMポイント クレジットカード・Paidy クレジットカード・NP後払い クレジットカード・銀行振込・スコア後払い クレジットカード・代引き クレジットカード・銀行振込・後払い クレジットカード・コンビニ後払い クレジットカード・代引き
    詳細情報
    公式サイト
    ※記載料金は全て税込み

    全国10院の病院で万が一のときも安心|クリニックフォア

    クリニックフォア」は、全国に10院もの病院を構えるオンラインクリニック。基本的にはオンライン診療で完結するものの、万が一のトラブルの際にすぐに病院を受診できるのが特徴です。

    また、4種類のアフターピルを取り扱っているため、自身の状況や体質に合わせて適切なものを処方してもらえます。最終受付時間が22:45のため、日中に受診できないという方にもおすすめです。

    クリニックフォアの詳細情報

    扱っているアフターピルの種類・費用(税込) Ella One(海外正規品):9,680円

    ノルレボ(海外正規品):8,778円

    ノルレボ(国内後発品):9,680円

    ノルレボ(国内先発品):17,600円

    診療料(税込) 1,650円
    配送料(税込) 550円
    最短到着日 翌日
    予約可能時間(オンライン診療) 8:00〜22:45
    診療方法 オンライン・電話
    支払い方法 クレジットカード(VISA / Master/ JCB / AMEX)・GMO後払い・代金引換

    当日診療可能&医師の選択が可能|スマルナ

    出典:スマルナ

    スマルナ」は、当日診療が可能なオンラインクリニック。医師の選択もできるため、「女性の医師に診療してもらいたい」「実績が豊富な医師を選びたい」という場合におすすめです。

    2023年4月時点でアプリのダウンロード数が100万を超え、多くの人が利用している安心感もあります。無料で相談できるサービスもあるため、アフターピルの服用方法に不安がある場合や、それ以外にも悩みがある場合などはまず相談してみると良いでしょう。

    スマルナの詳細情報

    扱っているアフターピルの種類・費用(税込) 種類:ノルレボ・レボノルゲストレル

    費用:9,480円〜

    診療料(税込) 1,500円
    配送料(税込) 薬代に含まれる
    最短到着日 翌日
    予約可能時間(オンライン診療) 24時間
    診療方法 チャット・ビデオ
    支払い方法 クレジットカード(VISA、MasterCard、JCB、アメックス、ダイナース)・NP後払い(コンビニ後払い)・代引き・銀行振込

    平日22時まで・土日も診療科|DMMオンラインクリニック

    DMMオンラインクリニック」は、平日なら22時まで、土日も診療を受け付けているオンラインクリニック。東京23区内もしくは大阪市24区内であれば最短3時間でアフターピルが届きます。

    また、自宅以外にも宅配BOX「PUDO」やコンビニ配送も可能。同居している家族にバレたくない場合や、職場や出先でも手軽にアフターピルを受け取ることができます。

    DMMオンラインクリニックの詳細情報

    扱っているアフターピルの種類・費用(税込) エラ:8,998円

    ノルレボ:11,979円

    レボノルゲストレル:8,998円

    診療料(税込) 無料
    配送料(税込) 550円
    最短到着日 当日
    予約可能時間(オンライン診療) 平日:8:00〜22:00

    土日祝:8:00〜21:00

    診療方法 ビデオ
    支払い方法 クレジットカード(VISA、American Express、JCB、Diners Club)・DMMポイント

    東京23区なら当日お届けプランも選択可能|メデリピル

    メデリピル」は、東京23区であれば17時までの受診でアフターピルを最短当日に受け取れるオンラインクリニックです。できるだけ早く処方してほしいという方にピッタリといえるでしょう。

    「メデリピル」では、アフターピル以外にも豊富な種類のピルを取り扱っています。診療料が無料、さらに公式LINEで医師に気軽に相談・質問ができるため、これを機に低用量ピルなどの服用を始めたい場合にもおすすめです。

    メデリピルの詳細情報

    扱っているアフターピルの種類・費用(税込) ノルレボ:11,000円

    レボノルゲストレル:9,900円

    診療料(税込) 1,650円
    配送料(税込) 無料
    最短到着日 翌日

    ※東京23区内に限り最短当日(+3,850円)

    予約可能時間(オンライン診療) 24時間
    診療方法 テレビ電話(音声のみも可)
    支払い方法 クレジットカード・Paidy

    初回3個セットで8,000円以上もお得に|エニピル

    出典:エニピル

    エニピル」は、深夜12時まで診療を受け付けているオンラインクリニック。休診日がないため、土日や祝日でも診療を受けることが可能です。

    また、初回3個セットを購入すれば最大で8,810円もお得になるのも嬉しいポイント。アフターピルを日常的に服用することは推奨されていませんが、万が一のお守りとして持っておきたいという方にはおすすめのクリニックです。

    エニピルの詳細情報

    扱っているアフターピルの種類・費用(税込) レボノルゲストレル:9,900円

    エラ:13,200円

    診療料(税込) 2,200円
    配送料(税込) 370円
    最短到着日 翌日

    ※東京23区内に限り最短3時間(+6,600円)

    予約可能時間(オンライン診療) 24時間
    診療方法 オンライン
    支払い方法 クレジットカード(Visa、MasterCard、American Express、JCB)・NP後払い(コンビニ、銀行、郵便局、LINE Pay)

    連携クリニックの産婦人科医が診療|マイピルオンライン

    マイピル」は、連携クリニックの産婦人科医が診療を担当してくれるオンラインクリニック。より安心できるクリニックを受診したい方におすすめです。

    また、スマホでの問診がたったの3分で終了するのも「マイピル」のメリット。仕事などでなかなか時間が取れないという方でも手軽にアフターピルの購入ができます。

    マイピルオンラインの詳細情報

    扱っているアフターピルの種類・費用(税込) プラノバール(ヤッペ法):4,378円

    レボノルゲストレル:10,978円

    ノルレボ:12,078円

    エラ:10,978円

    診療料(税込) 1,650円
    配送料(税込) 550円
    最短到着日 翌日

    ※東京23区内に限り最短1時間(+8,690円)

    予約可能時間(オンライン診療) 24時間
    診療方法 電話
    支払い方法 クレジットカード・銀行振込・スコア後払い(郵便局、コンビニ)

    速さとバレなさに定評あり!|エミシアクリニック

    エミシアクリニック」は、「とにかく早くアフターピルを受け取りたい」「同居している家族や恋人にバレたくない」という方におすすめのオンラインクリニック。LINEでの診療後、最短1時間でアフターピルを受け取れます。

    さらに、アフターピルの処方と同時に吐き気止めを無料で処方してくれるのも嬉しいポイントです。副作用が心配な方でも安心して服用できるでしょう。

    エミシアクリニックの詳細情報

    扱っているアフターピルの種類・費用(税込) マドンナ(72時間ピル):9,350円

    エラ:15,950円

    診療料(税込) 825円
    配送料(税込) 825円
    最短到着日 翌日

    ※関東に限り最短当日(+10,000円〜)

    予約可能時間(オンライン診療) 24時間
    診療方法 LINE
    支払い方法 クレジットカード(VISA / MasterCard / JCB / AMEX / Diners)・代引き

    LINE診療で顔出しなし|あしたのクリニック

    あしたのクリニック」は、LINE診療で顔を見せずに診療を受けられるオンラインクリニック。顔を見られずに診療を受けたいという方におすすめです。

    また、荷物の品目は「サプリメント」と表記されるため、家族や同居人にバレる心配もありません。支払い方法として後払いも選択できるため、クレジットカードを持っていない方や手元にカード番号がない場合にもすぐに発送してもらえます。

    あしたのクリニックの詳細情報

    扱っているアフターピルの種類・費用(税込) マドンナ:8,800円

    エラ:13,750円

    診療料(税込) 無料
    配送料(税込) 1,000円
    最短到着日 翌日

    ※東京23区内に限り最短1時間(+5,500円)

    予約可能時間(オンライン診療) 24時間
    診療方法 オンライン・電話
    支払い方法 クレジットカード・銀行振込・後払い

    24時間対応で深夜・早朝でも受付可能|ルサンク

    出典:ルサンク

    ルサンク」は、24時間対応のオンラインクリニック。深夜や早朝でも診療を受けることができ、緊急時にもすぐにアフターピルが手に入ります。

    低用量ピルも含めたピルの処方実績はなんと3,000件以上。利用者の満足度も比較的高いです。アフターピルのほか、低用量ピルの服用の相談をしたい方にもおすすめのサービスといえるでしょう。

    ルサンクの詳細情報

    扱っているアフターピルの種類・費用(税込) 72時間用(国内正規品):9,339円

    120時間用:16,390円

    診療料(税込) 1,650円
    配送料(税込) 550円
    最短到着日 翌日

    ※東京23区内に限り最短1時間(+3,300〜6,600円)

    予約可能時間(オンライン診療) 24時間
    診療方法 電話・ビデオ
    支払い方法 クレジットカード(VISA、MASTER、アメリカン・エキスプレス、JCB、Diners、Discover)・コンビニ後払い

    対面・オンラインどちらも選べる|イースト駅前クリニック

    イースト駅前クリニック」は、対面診療とオンライン診療、どちらか好きなほうを選択して受診できるクリニックです。札幌・新宿・小倉にある病院の院内は女性のみ立ち入ることができるため、安心して診療を受けられます。

    オンライン診療の場合は、予約なしで診療を受けることが可能。今すぐにアフターピルを処方してほしいという場合でもすぐに対応してくれます。

    イースト駅前クリニックの詳細情報

    扱っているアフターピルの種類・費用(税込) ノルレボ(国内先発品):15,000円

    レボノルゲストレル(国内後発品):12,000円

    診療料(税込) 無料
    配送料(税込) 無料
    最短到着日 翌日
    予約可能時間(オンライン診療) 店舗によって異なる
    診療方法 ビデオ通話
    支払い方法 クレジットカード・代引き

    アフターピルとは?仕組みや種類など基本情報を解説

    では、アフターピルとはどんな薬なのでしょうか?アフターピルの効果や副作用、服用時間、種類など、基本情報を解説します。

    アフターピルとは緊急時の避妊薬として使われるピル

    アフターピルとは、性行為の後に妊娠を避けるために使用される緊急避妊薬です。通常の避妊方法が失敗した場合や避妊を行わなかった場合に、妊娠のリスクを軽減するために使用されます。

    アフターピルの主な効果は、排卵を抑制することや排卵を遅らせること、受精や受精卵の着床を阻害すること。これらの働きによって、性行為による妊娠のリスクを低減することができるのです。

    緊急避妊薬であるアフターピルは、緊急の場合には効果的な手段として利用されますが、日常的に服用することは推奨されていません。望まない妊娠を防ぐためには、性行為の際には適切な避妊具を使用し、アフターピルは、あくまでも緊急時の対処法という認識を忘れないようにしましょう。

    アフターピルは72時間以内の服用が基本

    アフターピルは、性行為の後すぐのタイミングで服用することで高い効果が期待できます。一般的には、24時間以内の服用で約95%、48時間以内で約85%、72時間以内で約72%の避妊効果があるといわれています。基本的には72時間以内の服用が望ましいとされており、服用するタイミングが早ければ早いほど避妊効果は高いのです。

    ただし、アフターピルには72時間以内に服用するもののほか、120時間以内の服用でも避妊効果を発揮するものがあります。もしも72時間を過ぎてしまった場合は、120時間以内であれば服用できるアフターピルを処方してくれるクリニックを受診しましょう。

    また、アフターピルを服用した場合、通常は2〜3日後から3週間前後で次の生理が訪れ、この場合はアフターピルの緊急避妊効果が成功したと判断できます。服用から3週間以上経過しても生理が訪れない場合には妊娠の可能性があるため、必ず妊娠検査を行う、もしくは医療機関を受診することが重要です。

    アフターピルの種類

    アフターピルには、いくつかの種類があります。以下の表は、アフターピルの種類とそれぞれの特徴・相場・避妊効果を表にまとめたものです。

    特徴 相場 有効時間
    ノルレボ 日本で唯一承認されているアフターピル 約10,000〜20,000円 72時間以内
    レボノルゲストレル 「ノルレボ」のジェネリック薬で、 約5,000〜10,000円 72時間以内
    エラ(ウリプリスタル) 120時間以内の服用で避妊効果に期待できるが、日本では未承認 約10,000〜20,000円 120時間以内
    プラバノール 「ヤッペ法」を用いた中容量ピル 約4,000〜8,000円 72時間以内

    では、4つのアフターピルの特徴を詳しく見ていきましょう。

    ノルレボ

    ノルレボ」は、日本で唯一認可されている緊急避妊薬(アフターピル)です。72時間以内に1錠服用することで受精卵を作らない働きと受精卵の子宮内への着床を阻害する働きが作用し、妊娠を阻止します。

    ノルレボの特徴は、WHOでも推奨されているほどの効果と安全性です。避妊率は24時間以内の服用で約95〜99%とかなり高く、副作用も比較的少ないといわれています。アフターピルの服用に不安を抱えている方におすすめです。

    レボノルゲストレル

    レボノルゲストレル」は、ノルレボのジェネリック薬として使用されているアフターピル。ノルレボと効果にほとんど差がないにも関わらず、費用を安く抑えられるのが特徴です。

    エラ(ウリプリスタル)

    エラ(アフターピル )の効果「排卵日、時間、消退出血、生理」について

    出典:お薬なび

    エラワン」と呼ばれることもある「エラ(ウリプリスタル)」は、性交渉後120時間以内に服用することで避妊効果を得られるアフターピルです。上で紹介した2種類よりも有効時間が長いため、性交渉から時間が経ってしまった場合でも服用できるというメリットがあります。

    また、他のアフターピルよりも高い避妊効果が期待できるのも、エラの特徴です。海外では安全性や効果が保証されていて、特に欧米では主流のアフターピルとして知られています。

    ただし、エラは日本国内ではまだ承認を得ていないアフターピルのため、クリニックによっては扱っていないというケースも少なくありません。また、安全性を重視する方はノルレボやレボノルゲストレルの服用を検討したほうが良いでしょう。

    プラバノール

    プラバノール」とは、ヤッペ法を用いた中容量ピルのこと。一般的なアフターピルとは違い、性交渉後72時間以内に2錠、その後12時間以内に2錠、合計で4錠を2回に分けて服用するのが特徴です。

    他のアフターピルよりも費用は安価であるものの、1錠を服用するタイプのアフターピルよりも避妊効果が低く、副作用も出やすいといったデメリットがあります。

    アフターピルの副作用

    アフターピルを使用すると、一部の人に以下のような副作用が現れる可能性があります。

    • 吐き気
    • 頭痛
    • 腹痛
    • 眠気
    • 倦怠感
    • 消退出血
    • 不正出血

      上記の副作用は一般的なものであり、個人や飲む薬の種類によって経験する副作用は異なります。しかしほとんどの場合は軽度で24時間以内に収まることが多く、まったく副作用を感じない方も少なくありません。

      副作用で注意しておきたいのが、消退出血と不正出血の違いです。消退出血は子宮内膜が剥がれ落ちることによって起こる少量・短期間の出血で、妊娠を予防できたことを知るサインにもなります。一方、ダラダラと長く続く不正出血の場合、妊娠している可能性もあるため、検査薬などで確認する必要があります。

      また、副作用が持続する場合や重篤な副作用が現れる場合には、必ず医師に相談しましょう。

      アフターピルは産婦人科・オンラインでの処方が可能

      アフターピルは本来、産婦人科などの医療機関でのみ処方される薬でした。医療機関であれば、状況を詳しく説明しながら自分に合ったアフターピルを処方してもらえます。飲み方や万が一のトラブルに対する対処法も詳しく聞けるため、安心してアフターピルを服用できるでしょう。

      しかし、中には直接医師と顔を合わせるのに抵抗がある方もいるのではないでしょうか。そんな方におすすめなのが、オンラインクリニックの活用です。2019年、厚生労働省によってアフターピルのオンライン処方が解禁され、今では多くのオンラインクリニックがアフターピルの処方を行っています。

      しかし、アフターピルは、服用時間が早ければ早いほど効果を得られるもの。発送までの時間によってはオンラインクリニックよりも医療機関を受診したほうが良いケースもあるため、そのときの状況によって臨機応変に対応するようにしましょう。

      オンラインクリニックでアフターピルを購入する流れ

      オンラインクリニックでアフターピルを購入する流れは、以下のとおりです。

      1. アフターピルを処方してもらうクリニックを選ぶ
      2. オンライン診療の予約を行う
      3. オンライン診療を受ける
      4. オンライン上で決済を行う
      5. 自宅に届いたアフターピルを受け取る

        それぞれの詳細やポイントを詳しく解説します。

        1.アフターピルを処方してもらうクリニックを選ぶ

        まず最初に、オンラインでアフターピルを処方してもらえる信頼性の高いクリニックを選びます。医療機関の評判や口コミ、提供されているサービスの信頼性を調査し、自分に合ったクリニックを見つけましょう。具体的なチェックポイントとしては、以下のとおりです。

        • 配送までのスピードが早い
        • アフターピルの種類が豊富
        • 土日や夜間でも診療可能
        • 実績が豊富&口コミ評価が高い

        安全にアフターピルを服用するためには、自分に合ったクリニック選びが大切です。上記以外にも「カウンセリングが丁寧」「アフターケアや保証制度が充実している」など、寄り添った対応をしてくれるかどうかも重要なポイントとなります。

        2.オンライン診療の予約を行う

        選んだクリニックのWebサイトや専用アプリ、電話などを通じて、オンライン診療の予約を行います。予約システムに従って必要な情報を入力し、診療希望の日時を選択しましょう。

        ここで気をつけたいのが、診療を受ける日程です。何度も言うように、アフターピルは時間との勝負。できるだけ早い日時で予約を入れ、診療を受けましょう。

        オンライン診療の予約と同時に、問診票への記入も行うことがほとんどです。住所や電話番号などの個人情報のほか、生理日や体調、性交渉のあった日付などの記入を求められることもあります。

        3.オンライン診療を受ける

        予約日時になったら、指定されたビデオチャットや電話を通じて医師とのオンライン診療を受けます。ほとんどの場合は女性医師が担当するため、安心して良いでしょう。クリニックによっては、予約時に医師の性別を選択することも可能です。

        診察の際は、自身の状況や症状について詳しく説明し、医師の質問に正確に回答することが大切。自分に合ったアフターピルを処方してもらうためにも、嘘は避けるべきです。

        オンライン診療にかかる時間はクリニックによって異なりますが、ほとんどの場合は5〜30分程度で終わります。

        4.オンライン上で決済を行う

        オンライン診療が終わったら、薬品代や診療料金をオンライン上で支払います。基本はクレジットカード決済となりますが、クリニックによってはQRコード決済やコンビニ支払いに対応しているケースもあります。

        オンライン診療を行っていても、支払いがなければクリニックはアフターピルを発送してくれません。できるだけ早く服用するためにも、支払いまでスムーズに行いましょう。

        5.自宅に届いたアフターピルを受け取る

        決済が完了すると、オンラインクリニックからアフターピルが自宅に郵送されます。

        配送までの時間はクリニックや地域によって異なりますが、基本は即日発送、翌日到着です。診療時間によっては当日到着で発送してくれるオンラインクリニックもありますが、追加料金がかかるケースもあるため事前に確認しておきましょう。

        アフターピルが届いたら、パッケージを確認し、使用方法や注意事項をしっかりと読んだ上で服用してください。

        オンラインクリニックでアフターピルを処方してもらうメリット

        オンラインクリニックでアフターピルを処方してもらうメリットとしては、以下のような点が挙げられます。

        • クリニックまで足を運ぶ必要がない
        • 周りに知られずに処方してもらえる
        • 対面より相談しやすい
        • 産婦人科の診療時間外でも受付可能

          それぞれ詳しく見ていきましょう。

          メリット1.クリニックまで足を運ぶ必要がない

          オンラインクリニックの場合、クリニックまで足を運ぶ必要がないため、移動にかかる時間や交通手段の手配に悩む必要がありません。特にアフターピルの処方は緊急性が高いケースが多いため、必要なときにすぐに処方してもらえるというのは大きなメリットとなります。

          また、オンラインクリニックは地理的な制約もほとんどありません。近くに産婦人科がない場合でも、インターネットに接続できる環境さえあれば、アフターピルの処方を受けることができます。

          さらに、オンラインクリニックの中には、24時間いつでも診療を行っているところもあります。通常のクリニックでは診療時間や休診日がありますが、オンラインクリニックでは時間制約を気にせず、自分の都合に合わせて診察を受けることが可能です。緊急な場合や忙しいスケジュールの中でも、アフターピルの処方を受けることができるのは、オンラインクリニックならではの利点といえるでしょう。

          メリット2.周りに知られずに処方してもらえる

          通常のクリニックでは、診察室や待合室で他の患者と接触することがあります。クリニックで知り合いに遭遇する確率は決して高くないものの、知人や家族に知られる可能性がゼロとはいえないでしょう。

          一方、オンラインクリニックでは、自宅や外部の場所から医師とのコミュニケーションを行うため、他人との接触がありません。周囲にバレることなく、プライバシーが守られる環境でアフターピルの処方を受けることができます。

          また、アフターピルを処方するためには、性的な状況や妊娠の可能性など、個人的かつデリケートな会話を必要とすることが多いです。オンラインクリニックでは、自宅など自分が好きな場所で医師とのコミュニケーションを行えるため、プライベートな会話が他人にバレる心配もありません。自身のプライバシーを尊重しながら、アフターピルの処方を受けることができるのです。

          メリット3.対面より相談しやすい

          アフターピルに関する相談は、個人的かつデリケートなトピックであるため、対面での相談には抵抗感を感じる人もいるでしょう。

          オンラインクリニックでは、ビデオチャットやメッセージを通じて医師とのコミュニケーションが行われます。相手の顔が見えないため、より匿名性が高まり、気軽に質問や悩みを相談することができます。よりリラックスして自身の状況や問題を話すことができるでしょう。

          また、オンラインクリニックでは、テキストチャットやメッセージ機能を利用して医師とのコミュニケーションを行うこともできます。これにより、言葉に詰まったり感情的になったりすることなく、冷静かつ正確に自分の状況や質問を伝えることが可能です。後から、医師からの回答やアドバイスをゆっくりと読み返すこともできます。

          メリット4.産婦人科の診療時間外でも受付可能

          アフターピルは服用する時間が重要な薬です。しかし、産婦人科の診療時間外に病院に行くことは難しい場合もあります。中には診療時間が平日の特定の時間帯に限られている産婦人科もあり、仕事や学校、その他の予定の都合で通常の診療時間に受診することが難しい場合もあるでしょう。

          一方、オンラインクリニックの中には24時間受付が可能な場合があるため、いつでも必要な時に処方を受けることが可能です。緊急を要する場合でも迅速な対応が期待できます。自分のスケジュールに合わせて処方を受けることができるため、便利です。

          オンラインクリニックでアフターピルを処方してもらうデメリット

          オンラインクリニックでのアフターピルの処方には多くのメリットがある一方、以下のようなデメリットも存在します。

          • 服用が遅れる可能性がある
          • 配送料がかかる

            オンラインクリニックでアフターピルを処方してもらう際には、これらのデメリットを事前に理解しておくことが大切です。

            デメリット1.服用が遅れる可能性がある

            オンラインクリニックでアフターピルを処方してもらう場合、処方箋の作成や処方の承認、そして商品の出荷などのプロセスで時間がかかる場合があります。産婦人科などでスムーズにアフターピルを直接受け取れたケースと比べて、服用が遅れてしまうこともあるでしょう。

            また、配送トラブルや交通事情の影響なども考慮しなければなりません。特に週末や祝日、年末年始などのタイミングでは配送遅れが起こるケースも多く、最悪の場合は服用が間に合わないケースも考えられます。

            何度も言うように、アフターピルは服用のタイミングが非常に重要。服用が遅れることで効果が低下する可能性があるため、緊急を要する場合は、産婦人科の受診をおすすめします。

            デメリット2.配送料がかかる

            オンラインクリニックでアフターピルを購入する際には、商品の配送料がかかる場合があります。一部のオンラインクリニックでは商品の価格に配送料が含まれている場合もありますが、それでも医療機関を受診した場合と比べるとどうしても割高になってしまうでしょう。

            配送料や受診料は地域やクリニック、到着までの日数などによって異なるため、事前に確認することが重要です。できるだけ費用を抑えたいという場合は、医療機関を直接受診しましょう。

            オンラインクリニックでアフターピルを処方してもらう際の注意点

            オンラインクリニックでアフターピルを処方してもらう場合には、以下の点に気をつけることが大切です。

            • 体調や状況は正確に伝える
            • 保険適用の対象にはならないことを理解しておく
            • 個人輸入サイトでは購入しない

              それぞれ詳しく見ていきましょう。

              体調や状況は正確に伝える

              オンラインクリニックでアフターピルを処方してもらう際には、過去の医療歴や現在の体調状態を正確に伝えることが非常に重要です。避妊に失敗した時間や状況など、医師に正確に報告しましょう。

              アフターピルは、状況や個人の体質によって処方される薬が異なるケースがあります。医師に嘘の情報を伝えてしまうとそれに合わせた薬が処方されてしまい、きちんとした効果を得られなかったり、身体に大きな影響を及ぼしてしまったりする可能性があります。

              また、他の薬との相互作用や既存の病気との関連性を判断するためにも、正確な情報が必要です。服用中の薬がある場合には、必ず伝えてください。

              保険適用の対象にはならないことを理解しておく

              アフターピルは保険適用外の薬であり、処方・購入にかかる費用は一般的に自己負担となります。これは産婦人科などの医療機関を受診した場合も、オンラインクリニックを利用した場合も同じです。

              どのクリニックを受診しても、薬の価格自体に大きな差が出ることはほとんどありません。ただしオンラインクリニックを利用した場合には配送料がかかるのが一般的ですので、通常よりも割高になってしまうことが多いです。

              また、アフターピル処方料のほか、診察料や処方料も別途費用が発生するため、費用が不安な方は予め確認しておくと良いでしょう。

              個人輸入サイトでは購入しない

              アフターピルをオンラインで購入する際には、信頼性のある正規のオンラインクリニックや薬局からの購入を選ぶことが重要です。アフターピルは個人輸入サイトでも購入できますが、おすすめはできません。

              個人輸入サイトでは、オンラインクリニックよりも安くアフターピルを購入できることが多く、つい惹かれてしまう方も多いです。しかし個人輸入サイトでは品質が保証されていない偽物や粗悪品を入手してしまうリスクがあり、効果が得られないだけでなく、健康に悪影響を及ぼす可能性もあります。海外輸入品のため、到着が遅いのもデメリットです。

              厚生労働省のホームページでも、個人輸入による医薬品の健康被害の危険性について警告されています。アフターピルに限らず、医薬品は、必ず医師による診療を行った上で、信頼性の高いオンラインクリニックや医療機関から購入しましょう。

              アフターピルで避妊が失敗する可能性も!その原因は?

              アフターピルは正しい時間内に服用することで高い避妊効果を得られるものですが、場合によってはアフターピルで避妊が失敗する可能性もあります。

              ここでは、アフターピルで避妊が失敗する原因と対処法を紹介しますので、アフターピルを服用する前にぜひチェックしておいてください。

              正しい服用時間内に飲んでいない

              アフターピルの効果を発揮するためには、服用時間を守らなければいけません。正しい服用時間を守らないと、避妊効果が減少したり完全に失われたりする可能性があります。

              ノルレボやレボノルゲストレルの場合は性交渉から72時間以内、エラの場合は120時間以内に必ず服用しましょう。プラバノールの場合は72時間以内に2錠、さらに後12時間以内に2錠の服用が必要です。

              また、一般的に、アフターピルは服用が早ければ早いほど高い効果に期待できるといわれています。24時間以内に服用すれば90%以上の確率で避妊に成功するものもあるため、できるだけ早く服用するようにしましょう。

              服用直後に吐いてしまった

              アフターピルを服用後に吐いてしまうと、薬の成分が体内に吸収される前に排出されてしまい、正しい効果を実感できない可能性があります。

              通常、アフターピルは、服用してから身体に吸収されるまでに約2時間かかります。しかし、アフターピルの副作用として吐き気を感じるケースも少なくありません。服用後は最低2時間、できるだけ吐いてしまわないように注意しましょう。

              あまりにも吐き気が強い場合は、医師に相談した上で、吐き気止めを飲んでも構いません。

              効果を半減させる薬やサプリメントとともに服用した

              以下のような一部の薬やサプリメントは、アフターピルの効果を消失・低下させる可能性があります。

              • ヴィキラックス配合錠(C型肝炎の薬)
              • 抗生物質(テトラサイクリン系・ペニシリン系)
              • 抗てんかん薬(バルビツール酸系・ヒダントイン系)
              • 精神刺激薬(モダフィニル)
              • 抗結核薬(リファンピシン、リファブチン)
              • 抗HIV薬(非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害薬・HIVプロテアーゼ阻害薬)

                これらの薬を服用している場合は、アフターピルの処方を受ける前に必ず医師に相談しましょう。薬との相互作用を踏まえ、代替の避妊方法を提案してもらうことが大切です。

                【参考】アフターピル以外のピルの種類

                アフターピルは緊急時の避妊薬として高い効果が見込めるものですが、中には日常的に服用することによって避妊効果を得られるピルもあります。また、生理痛緩和や月経困難症の治療としてピルを服用している方も少なくありません。

                ここでは、アフターピル以外のピル、「低用量ピル」「中容量ピル」「超低容量ピル」についてそれぞれ詳しく解説します。

                低用量ピル|避妊・生理痛緩和が目的

                低用量ピルは、避妊生理痛の緩和を目的として使用される経口避妊薬です。

                女性の体内では通常、妊娠のために、毎月の排卵までの間に子宮内膜が分厚くなります。いわゆる赤ちゃんのベッドが用意されている状態になり、妊娠が行われなければそれが剥がれ落ちます。これが生理の仕組みです。

                低用量ピルは、排卵の抑制や子宮内膜の成長を抑えることによって99%以上もの高い避妊効果を発揮します。ホルモンバランスを安定させる働きもあるため、生理痛やPMS(月経前症候群)の軽減肌荒れの解消にも効果的です。

                毎日の服用が欠かせませんが、「事情によって今すぐの妊娠は絶対に避けたい」「毎月の生理痛が重くてツラい」という方にはおすすめといえます。

                中容量ピル|月経移動が目的

                中容量ピルは、月経のタイミングの調整を目的として使用される経口避妊薬です。一定期間服用することで、生理を早めたり送らせたりすることができます。結婚式や旅行などの大切なイベント時に服用している方が多いです。

                ただし、中容量ピルは他のピルと比べて服用のタイミングが難しいといわれています。正しく服用しないと期待していた効果が得られないため、事前にきちんと医師に確認した上で、正しい服用方法を指導してもらいましょう。

                また、中容量ピルは避妊効果を目的に服用するピルではありません。避妊を目的にピルを服用したい場合は、低用量ピルの服用を検討しましょう。

                超低容量ピル|月経困難症や子宮内膜症の治療が目的

                超低容量ピルは、月経困難症や子宮内膜症などの治療を目的として使用される経口避妊薬。月経困難症や子宮内膜症は、生理痛や月経の不規則性などの症状を伴う女性の疾患です。超低容量ピルはこれらの治療を目的としているため、保険適用となるのが特徴です。

                超低容量ピルには、低用量ピルと同じく、1日1錠服用することによって排卵の抑制や子宮内膜の成長を抑える働きがあります。超低用量ピルには種類が数多くあるため、医師と相談した上で自分に合ったものを選ぶことが大切です。

                アフターピルのオンライン処方・服用に関するよくある質問

                Q. アフターピルのオンライン処方で必要なものは?
                A.

                アフターピルのオンライン処方を受けるためには、クレジットカード(支払いのため)と身分証明書(年齢確認のため)が必要です。

                ただしクリニックによっては支払い方法が柔軟(QRコード決済やコンビニ支払いなど)なこともあるため、事前に確認しましょう。

                Q. アフターピルはいつまでに飲めば良い?
                A.

                アフターピルの服用タイミングは、薬によって異なります。ノルレボやレボノルゲストレルなどの場合、性行為後72時間以内に服用しましょう。一方、エラ(ウリプリスタル)は性行為後120時間以内に服用する必要があります。

                薬によって有効時間に決まりはあるものの、アフターピルは服用が早ければ早いほど高い効果を発揮するものです。例えば、ノルレボ(レボノルゲストレル)の場合、24時間以内の服用での避妊成功率は約95〜99%ですが、24時間を過ぎると時間の経過とともに約70〜85%まで下がるといわれています。

                アフターピルが必要になった場合、できる限り早めに購入・服用するようにしましょう。

                Q. アフターピルの避妊効果は100%?
                A.

                アフターピルの避妊効果は100%ではありません。薬の種類や服用のタイミングによって効果は異なりますが、一般的には正しくアフターピルを服用した場合、妊娠する確率は約1〜2%だといわれています。

                また、正しい時間内に服用できなかったり、服用後に嘔吐してしまったりした場合には、アフターピルがうまく機能せず、妊娠する可能性が高まります。

                もし服用後に3週間以上経っても生理が来ない場合は、妊娠の可能性があるため、必ず検査を受けるべきです。

                Q. アフターピルで避妊できているかどうかを確認する方法は?
                A.

                アフターピルの服用後、早ければ2〜3日、遅くても3週間以内に生理による出血があれば避妊に成功しているといえます。生理が来るタイミングは排卵や普段の生理周期によって異なるため、3週間は様子を見てみましょう。

                ただし、服用数日後からダラダラと長く続く出血は、副作用による不正出血の可能性も考えられます。この場合は妊娠している可能性もあるため、不安な場合は医師に相談しましょう。

                Q. アフターピルと一緒に服用してはいけない薬は?
                A.

                以下のような一部の薬やサプリメントは、アフターピルの効果を消失・低下させる可能性があります。

                • ヴィキラックス配合錠(C型肝炎の薬)
                • 抗生物質(テトラサイクリン系・ペニシリン系)
                • 抗てんかん薬(バルビツール酸系・ヒダントイン系)
                • 精神刺激薬(モダフィニル)
                • 抗結核薬(リファンピシン、リファブチン)
                • 抗HIV薬(非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害薬・HIVプロテアーゼ阻害薬)

                  これらの薬を服用している場合は、アフターピルの処方を受ける前に必ず医師に相談しましょう。

                  Q. 授乳中・妊娠中でもアフターピルは服用できる?
                  A.

                  授乳中や妊娠中にアフターピルを服用することは基本的に禁止されています。また、肝機能障害や子宮頸がん、乳がんなどを患っている場合も、服用できないことが多いです。

                  これらに該当する方は、アフターピルの服用が適切かどうかを事前に医師に確認する必要があります。

                  Q. アフターピルは薬局で買える?
                  A.

                  現時点ではアフターピルは薬局での購入はできません。一部の店舗ではアフターピルを受け取ることが可能ですが、その場合は必ず医師に発行してもらった処方箋が必要です。

                  ただし、アフターピルの使用や市販化についてはさまざまな議論があり、将来的に買えるようになる可能性も考えられます。とはいえ、市販化を見送られている過去もあるため、将来確実に薬局で買えるようになるという保証はありません。

                  Q. アフターピルは学生でも購入できる?
                  A.

                  アフターピルは自由診療の薬のため、何歳でも購入・利用することができます。しかし産婦人科やオンラインクリニックでは基本的に18歳未満の方は1人では購入できないことが多く、購入には保護者の同席か同意が必要です。

                  年齢制限についてはクリニックによって差があるため、事前にホームページを見たり問い合わせてみたりして確認しましょう。

                  Q. 「アフターピルを飲んだら将来妊娠できない」って本当?
                  A.

                  アフターピルを服用したからといって、将来的に妊娠できなくなるという事実は科学的には確認されていません。アフターピルは一時的な避妊手段であり、一度や数回の服用で長期的な影響が出ることはないと考えて良いでしょう。

                  ただし、アフターピルを日常的に服用している場合の身体への影響は明確になっていません。そのため、日常的にアフターピルを服用することは避け、あくまでも緊急時の応急処置であることを認識しておくことが重要です。

                  まとめ

                  本記事では、オンラインでアフターピルを購入できるおすすめのクリニックを紹介するとともに、アフターピルの基本情報、オンラインクリニックでアフターピルを処方してもらうメリット・デメリット・注意点、処方の流れなどを解説しました。

                  アフターピルは、性行為の後に妊娠を避けるために使用される緊急避妊薬です。早く服用すればするほど避妊の効果は高くなるため、緊急を要する場合はできる限り早く購入・服用するようにしましょう。

                  オンラインクリニックの中には、24時間受付可能なサービスや最短1時間でアフターピルを受け取れるサービスもあります。本記事で紹介した選び方を参考に、自分に合ったクリニックを選んでください。

                  ※本記事は、2023年12月8日に更新しています。クリニックの情報は、2023年12月8日現在の情報であるため、メニュー・料金の変更がある場合があります。詳細は各クリニックの公式サイトでご確認ください。

                  ※本記事で取り上げる施術は原則自由診療によるものです。自由診療では公的医療保険制度は適用されず、費用はすべて自己負担になります。費用については事前によく確認し、納得のうえで施術を受けるようにしてください。
                  ※アフターピルの服用には以下のようなリスク・副作用があります。施術内容とともにリスク・副作用について医師に確認し、不明な点は相談して、納得してから施術を受けるようにしましょう。

                  • 頭痛
                  • 悪心
                  • 腹痛
                  • 浮腫み
                  • 発疹
                  • 不正出血
                  • 過敏症
                  • 肝機能異常

                  ▼参考文献

                  よかったらシェアしてね!
                  • URLをコピーしました!
                  • URLをコピーしました!
                  目次
                  閉じる